採卵OKが出たので、今周期はクリニック転院後初、ふたりめ妊活としても初の採卵をすることに決めました。
▽採卵前に必要な検査と書類についてはこちらにまとめています。




以前のクリニックでは、医薬品以外はすすめられませんでしたが、転院先のクリニックではサプリ、古くから漢方を使用しているところもあるそうです。
- 前周期なし、通常刺激法での採卵
- 採卵周期のスケジュール
- 受精卵発育記録
- 採卵にかかる費用について
サプリについては別の記事にまとめますね。
体外受精の中で、「採卵」が一番の高額となる治療です。可能であれば、1回の採卵で複数個の受精卵が採れて、質の高い胚盤胞まで発育してくれることを毎回願っています。

治療スケジュール
通院スケジュールはこんな感じでした。
D3:内診、採血(FSH、E2、LH)
D9:内診、採血(E2、E4)
D11:内診、採血(E2、E4)
→採卵日決定
D13:採卵日
-受精卵培養&凍結-
採卵1週間以降:医師説明
投薬スケジュールはこちらの通りです。(青字は注射)
- D3-D7:クロミッド錠2回/日、プレドニン1回/日、ゴナールF1回/日
- D8:プレドニン1回/日、ゴナールF1回/日
- D9:HMGフェリング1回/日、セトロタイド1回/日
- D10:セトロタイド1回/日
- D11:HMGフェリング1回/日、セトロタイド1回/日
- D12:0:00、0:30、1:00にブセレリン(点鼻薬)
- D13:採卵日
仕事をしながらワンオペ育児中は注射をする時間と場所の確保が大変でした。朝保育園に送り一度帰宅して注射を打って出勤していました。
採卵日までの2週間はけっこうへとへとになります。
ここからは、スケジュールの詳細を紹介します。
D3
採卵周期は、D1にクリニックに電話して「採卵周期です」と伝えるとD3までに予約を入れてくれます。
内診で卵胞が腫れていない(採卵可能)かと採血でホルモン値が落ち着いているか確認します。採血結果が出るまで40分間かかるので、予約時間より1時間程前にはクリニックに行き、予約時間までは外出していてOKでした。
今、思うと朝一でクリニックに行って、予約時間に再度通院でもよかったのかもしれません。
この日から内服と注射のスタートです。以前と同じなので注射指導はしてもらいませんでした。
D9とD11
D7か9から採卵決定日まで、2日おきに通院して卵胞の育ちを確認します。
初めての採卵のときはD7から通院した記憶がありますが、今回は2回目ということでD9からよいとのでした。ラッキー♡
内診とともに採血でホルモンチェックもします。なのでD3と同じく事前にクリニックへ行って一度外出後に予約時間に戻るという流れです。
今回はD11が採卵決定日となりました。D13が採卵日で決定です。
採卵日
採卵当日スケジュール
採卵当日はこのような流れでした。
- 5:00:夫から精液を受け取る→赴任先へ出勤
- 7:30:娘を保育園へ送る
- 8:45:クリニック到着、精液と注射廃棄物を渡す
- 9:00:感染症検査結果の説明を受ける
- 9:05:個室待合室へ移動
- 9:20:採卵室へ移動
- 9:30:採卵
- 9:45:個室待合室へ戻って安静
- 10:10:ケーキとお茶を頂く
- 10:15:待合室へ移動
- 10:30:ガーゼ抜き、医師説明
- 10:45:培養士からの説明
- 11:00:会計なしで帰宅
以前のクリニックは7:30頃に通院して2時間安静にしたのちに診察でしたが、転院先のクリニックは安静時間30分間だったので、少し慌ただしくお腹が重たい感じがしたままの帰宅でした。
いずれも局所麻酔だったので、車で通院と帰宅が可能でした。
少しポイントも整理しておきますね。
- 当日は朝から絶飲食(水分可)
- 化粧・コンタクト、ブラジャーを外し、下はオペ着に着替える
- 持ち物:ナプキン、自宅採取精液カップ、自己注射廃棄物
- 帰宅後は安静、入浴不可
- 大量出血が持続するときはクリニックにすぐ連絡
医師からの説明では、精子の状態がよかったことと、8個の卵子(うち変性卵2つ)が採れたことと受精確立を高めるために顕微授精を選択することを説明されました。


培養士さんからの説明
採卵、医師の診察と説明の後に、培養士さんからの説明がありました。ざっくり言うと3つです。
- 今回の採卵について
- 今後のスケジュール
- 採卵・受精・培養・凍結保存料金
培養士さんからの口頭説明はこのような内容でした。
今回の採卵は、「通常刺激法」にて誘発しました。採卵で得られた卵子は受精できない変性卵2個を除くと「6個 」です。すべて「顕微授精法」での受精を行います。
今後のスケジュールは、本日に受精、3日後に医師によるチェックを経て通常は5日間、長くても6日間の培養をします。明日「受精状況」、1週間後に「培養状況」をメールで連絡します。
本日より1週間後以降で予約を取って来院してください。
費用については、①採卵(1回目・通常刺激法):¥240,000、②顕微授精:¥50,000、③受精卵凍結保存(6個以上):¥70,000、④次回診察:¥10,000(最大)、合計:¥370,000(税抜)を次回にお支払い準備をお願いします。
37万円ーーーー!と心の中で思いましたが、6個も受精できそうな卵子を取れたのだからよしとしようと考えるようにして、その日は帰宅しました。
受精卵発育記録
メールでの連絡
培養士さんからの説明通り、採卵翌日と1週間後にメールで受精と培養・凍結保存の状況が届きました。
翌日の受精状況のご連絡はこんな内容でした。
顕微授精を5個実施し、受精5個でした。
採卵した8個の卵子のうち3個は未熟卵または採卵時に変性していたため、治療に使用できませんでした。

5個受精卵できたって!前回は3個だったから期待できるね♡
5個ってすごいね!5個凍結保存できるってこと??

相変わらず夫はよくわかっていませんが、受精後培養して胚盤胞になったら移植できるのでございます。(おそらく)
1週間後のご連絡はこのような内容でした。

え?!!!!!1個も胚盤胞に至らなかったの?!8個も採卵できたのに。これって年齢?ふたりめは絶望的なのかな…
「初期胚」という言葉を初めて知ったので、その日はもう仕事にならず「初期胚」「初期胚、妊娠率」「初期胚、移植」と検索しまくりました。
初期胚移植での妊娠率は高くなく、そもそも女性側が40歳代で胚盤胞まで育たないことが続いたときに凍結するという情報が主でした。
なぜ30歳前半の私の受精卵を初期胚で凍結したんだろう?と疑問のまま、医師説明の診察日を迎えました。
医師からの説明

先生の説明によると、私は移植を2回失敗しているので、次回からは2個ずつ移植できるそうです。
ただ、質の高い胚盤胞を2個移植すると多胎妊娠のリスクがあるためと初期胚とともに胚盤胞を移植すると妊娠率が高まるという報告もあるそうで、その準備に3日目の初期胚を1つ凍結し、他が胚盤胞になるのを期待していたようでした。
多胎妊娠(双子)でもいいけどとも思いましたが、妊娠継続率や母体への負担を考えるとそうならない方がよいとも説明を頂きました。


長くなってしまったので、先生からの「大丈夫」という説明は、次の記事にまとめたいと思います。
費用について
採卵周期でかかった費用の合計は、526,943円でした。
通院毎にかかった費用はこちらの通りです。
- D3(診察+サプリ&薬料):93,202円
- D9(診察+注射追加):34,540円
- D11(診察+注射&点鼻薬追加):16,500円
- 採卵日の診察+薬料:7,601円
- 採卵・受精・培養・凍結保存料:374,000円
- 採卵結果の説明:1,100円
最初の注射をどかっともらうときと採卵・受精・培養・凍結保存料の支払い日は特に高額となりました。


先生からは「他の方法があるから大丈夫」と言われましたが、それまでは本当に泣きそうというか泣きました。
夫に励まされ、正直「ダメでした報告を受ける診察なんて受けたくない!」という気持ちでいっぱいでしたが、なんとかクリニックへ行く気持ちを保てました。
おわりに
転院先での採卵は、ひとりめ妊活と同じ方法で誘発したにもかかわらず空砲だった?のか、8個も卵子が取れたのに1個も胚盤胞まで培養できませんでした。
私の悪い心は「やっぱりこのクリニックがダメなんじゃないの?」とも言っていましたが、 通院できる距離にあるのはここだけなんだからもっと信頼しないといけないなと反省しました。
夫にも「費用面を気にしすぎるな」と励まされ、なんとか「ダメでした報告」を受けにクリニックへ足を運べました。
次回の記事で先生から受けた次の治療方針とAMHについてまとめたいと思っています。
※このブログの内容は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。